Liebst.Blog

ドイツで暮らすフリーター夫婦の話

いかなる時も全力で真面目に取り組む1人の日本人。〜ドイツの地域新聞より〜



皆さんおはようございます。

旦那が、少し前にドイツ地域新聞で取り上げてもらったドイツ語を朝から必死になって、私なりに旦那の気持ちになって、翻訳してみました!


ご興味持ってくださった方は、良かったら目を通して頂けると嬉しいです!


【Ein Japaner,der alle Klischees bedient 】

いかなる時も全力で真面目に取り組む1人の日本人。

~Takaaki Ooka beeindruckt mit Tugenden - Glücksfall für den SSV Nümbrecht ~



多くの人がコロナ期間中は、家から離れる事ができません。
ケルンから約9300キロ離れた名古屋という大都市のすぐ横に位置する清須市で生まれた大岡剛彰。



今現在、日本へ帰国するため(中部国際空港までの)の便はなく実家へ帰るという選択肢は取れなかった。
国は、感染率の急増に直面して緊急事態を宣言。


3週間前に、日本へ帰国する事も考えていましたが、日本の状況はドイツよりも悪化している。
と彼は報告してくれた。



彼が普段働いている日本食レストランも休業中。
少しの間、仕事はなくなりました。
『僕は元気に過ごしています。』と彼は言ったはものの、
この状況により金銭的に厳しくなる事で、精神的にも追い込まれていることを彼はほのめかしていた。


『なぜなら、僕は今仕事をする事ができず、家にいる時間が圧倒的に多く、外に出る時はランニングする時だけ。』
と彼の1日のほんの僅かな楽しみを教えてくれた!



大岡はサッカーをする為だけに当時19歳で日本を離れた。
6年前から、ずっとドイツで夢を追いかけて闘っている。
いつか、サッカーだけで家族を養っていく事が出来るお金を稼ぐ事が彼の夢た。


  • FC Düren-Niederau
  • Schwarz-Weiß Düren
  • Hilal Maroc BergHeim
  • VFL Rheinbach
  • SV Lohmar
  • FC Pesch


そして、夏前にSSV Nümbrecht でプレーすることに決まった。


『彼がこの先も、チームから離れる事を考えないでくれたら私達にとって幸いだ』と、隣にいたチームの会長はいう。

そして、
皆からも認められているボランチとしてのクオリティ。
特に、大岡の人間性についても強調していた。



彼はとても信頼できるし、規律を守り、すぐにチームに適合した。
彼はこのチームを好んでくれて、私達も彼を獲得できた事を嬉しく思う。


彼は本当に頼りに出来る男だ。
と監督は夢中になって彼のことを話していた。
それと、練習に対しての熱心さについても話してくれた。


『タカは車を持っていない。
しかし、住んでいるのはNümbrecht から離れたケルン。
それなのにもかかわらず、100%練習に参加している。

彼はいつも、ケルンに住んでいるチームメイトに車で乗せてきてもらい練習に参加していた。
ケルン在住のチームメイトが誰一人練習に来れず、車で来れない時でさえ、電車に乗って練習に来る。』


プロ契約という夢は、まだ現実から遠いところにある。
にもかかわらず、コロナウイルスの影響により、彼の成功が当分の間棚上げされた。


『僕に残された時間はあと2.3年。そしたら、それ以上は難しい。』と、大岡は説明した。


なんといっても苦しみもがいている彼の故郷は、とても遠い所にあるにもかかわらず、ホームシックにならないんだとか。


昨年末12月に、大岡は日本へ一時帰国した際に結婚した。
彼の妻、あづさも同様に苦しい状況に強いられていて、彼と一緒にケルンに住んでいる。

『もし、僕が一人だったら日本が恋しくなるけれど、妻と一緒にいるからなりません。』


ケルンの日本人コミュニティの中で、身体を動かす事で身体的にも精神的にも調子が保つ事が出来ていて、人とも繋がる事が出来ていたため
帰国という選択肢はとらなかった。


しかし、大岡はいつかは日本へ帰国したら、もうすでに日本で叶えたい夢がある。
サッカーハレ(ドイツミニサッカー場)をつくり、経営することだ。
日本では、野球の方が注目されている。


ドイツでは、何歳になっても皆サッカーを楽しんでいる!
例えば、小さな子供からおじさんになっても。
日本では、ドイツとは少し違う気がする。
大人になればサッカーをやめてしまう人が多く、大学卒業と同時にサッカーも引退と言う人が多い気がする。

ドイツから遠く離れた日本にも、
いくつになっても誰でもサッカーを楽しむ事できる環境をつくりたい。