Liebst.Blog

ドイツで暮らすフリーター夫婦の話

ドイツで外国人と一緒にお寿司屋さんで働いて見つけたもの。その1

12月いっぱいで、現在働いているお店をやめることにしました。
これには様々な理由がありますが、大半を占めているのは【新たな挑戦】がしたいからです。


さて、タイトルにもありますが、
ドイツに住んで、お寿司屋さん外国人と約1年半一緒に働いてきました。
もちろん、寿司職人を目指していた訳ではありません。
こっちで生活していくためのVISA。お金が必要で、たまたま見つけた職場でした。

その中で、本当に沢山の事がありました。
ジョージア人の社長をはじめ、タイ人、イラン人、トルコ人、ベトナム人、ドイツ人とインターナショナルな人種が集まるレストランでした。
レストランで働くと言っても、
日本では考えられない働き方や考え方、価値観・人生観を知りました。
これまでかと言わんばかりに私の中の【当たり前】は覆されてきました。



『言語の壁を乗り越えて、心を通わすことの出来る仲間を見つけること。』

ここの職場で働くことになった私は、ドイツ2年目(一年間日本で生活していたブランクあり)でした。
私のドイツ一年目は、主にサッカーをしていました。
その一年間は、私にとってとても辛いものでした。
サッカー留学をしている方なら一度は味わった事のある”孤独感”との戦いでした。

『サッカーを通じて、外国人のチームに入って溶け込んで。沢山の友達をつくるんだ🤝。』

と意気込み。
大学生活はサッカーを真剣にしてこなかったものの背伸びして入ったドイツ女子三部リーグ。
初めは結果を残し、順調だったものの、語学だけでなくレベル的にもいっぱいいっぱいになりました。

サッカーを通じて、もちろんチームメイトとの会話はあったものの。チームでの居場所は感じられませんでした。
ロッカールームも1人。移動の車も気まずい。
楽しくない。とにかく孤独で、しまいには理解できない会話が私の悪口を言っているのではないかとも思い込んでしまうくらいでした。

そうして、
ドイツに再び戻ってきて見つけたのが、今の職場です。
ドイツ語も一年のブランクがありすっかり忘れていました。
なので、職場での会話はさっぱり理解出来ませんでした(笑)

必死の思いで仕事を覚え一生懸命に取り組み、会話もなるべく理解できるようドイツ語に耳を傾けました。

サッカーでのチームとは雰囲気も違い、皆も私が何を言いたいのか耳を傾けてくれました。
最初は自分を出せずにいましたが、徐々に自分のキャラクターを出せるようになっていきました。

分からない言葉は「どういう意味?」と常に質問するようになり、その度に皆が一斉に”俺が1番分かりやすく教えるんだ!”と言わんばかりに、それぞれの表現で教えてくれました。


皆の性格も徐々に知っていく事で、会話の内容も深く理解できるようになっていきました。
言葉を理解するために相手のことを知るのはとても大切なことなんだと学びました。

年齢は、私が1番下です。
皆が歳上なのにも関わらず仲良しなのは、【敬語を使わない】事も関係していると思います。
社長であろうと、敬語は使わないし、お願いされてもできない事は断る事ができます。日本とは異なる人間関係のあり方も、私がここまで打ち解けられた要因だと思います。
一緒に働いていて気を遣ったりする事もないし、働いていて無理をする事も減ってきました。
ムカついたら態度に出すし、疲れても態度に出すし、言いたいことは言うというスタイルになってきました(笑)
言わなきゃ伝わらないから、
自分に対して素直になったようにも思います。

意見は言い合うので、ぶつかる事もありました。
でも、その度により相手を知り、関係を深められました。
おかげさまで、楽しく働いています。
職場の皆が大好きです。

海外での生活は、楽しいばかりでなく孤独を感じる場面が多々あると思います。

その中で、見つけられた【唯一の居場所】がスシテリア(職場)でした。

ドイツでの自分の居場所を見つけられたおかげで、生活も倍楽しめるようになりました。

ここで働いて、1番に得られたのは、今後もずっと深い関係を築いていくであろう[仲間・家族]と言える人たちと出会えた事です。
私にとって一生の宝物です。
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また、少しずつ職場で学んだ事書いていこうと思いますので、良かったら読んでください(^ ^)